東京ヤクルトスワローズ プロスペクトランキング(2021年度秋)
NPB プロスペクト 東京ヤクルトスワローズ 東京ヤクルト(2021年度)
2021年秋、シーズン後の東京ヤクルトスワローズのプロスペクトランキングです。
尚、2022年度のドラフト選手は含めておりません。
ランキングの掲載の条件
- 25歳以下(シーズン中に26歳になる選手は除く)
- 野手は1軍の通算打席数が300打席以下
- 投手は1軍の通算投球回が120回以下、または通算登板数が50試合以下
- 上記に満たない場合でも、新人王投票に票が入った場合は除外する
スラッシュライン
- 野手(打率/出塁率/長打率/OPS)
- 投手(防御率/WHIP/K/BB)
1位~5位
1位(前回1位)奥川恭伸(20)投手
- (1軍)18試合9勝4敗0S 105回91奪三振 3.26/1.04/9.10
- (2軍)1試合0勝0敗0S 3回2奪三振 3.00/1.00/2.00
中10日という間隔をあけながらだったが、開幕からローテーション入りし、チームトップタイの9勝。54.1回連続無四球、CS初登板初完封、日本シリーズも山本由伸と投げ合い7回1失点と中盤以降エースの働きを見せ、チームのリーグ優勝、日本一に大きく貢献した。今季はさらなる飛躍が期待される。
2位(前回6位)金久保優斗(22)投手
- (1軍)10試合4勝1敗0S 42.2回34奪三振 2.74/1.29/2.13
- (2軍)12試合4勝1敗1S 52.1回33奪三振 2.24/1.51/1.65
4月にプロ初勝利をあげ、その後も順調に勝ち星を伸ばすも、コンディション不良で中盤に抹消。しかし優勝争いの中、10月に復帰すると3試合を10.2回3失点で優勝に貢献。CSでは負傷した原樹理の後を受け、3.2回を1失点の好リリーフ。来季は開幕からフル回転を期待される。
3位(前回8位)元山飛優(22)内野手
- (1軍)97試合3本17打点2盗塁 .255/.322/.332/.653
- (2軍)13試合0本 2 打点1盗塁 .293/.341/.317/.658
ドラフト4位指名ながら、開幕1軍入りを果たすと、2戦目にプロ入り初出場を本塁打で飾る華々しいデビュー。宮本慎也の背番号6を与えられた期待の高さを証明してみせた。シーズン通じて西浦との激しいレギュラー争いを繰り広げたが、奪取には至らず。日本シリーズのスタメンも西浦に譲った。来シーズンは再び西浦に挑む。
4位(前回2位)濱田太貴(21)外野手
- (1軍)Did Not Play
- (2軍)17試合0本1打点1盗塁 .250/313/.318/.631
オープン戦で本塁打を量産し、開幕1軍は確実と言われながら直前に故障。プロ入り初の1軍出場無しに終わり、2軍でも僅か44打数で0本塁打。今季の外野陣は塩見がセンター、サンタナがライトの定位置を獲得し、空きが無くなった。来季こそはこの中に割って入りたい。
5位(前回6位)古賀優大(23)捕手
- (1軍)54試合0本7打点0盗塁 .224/.256/.241/.498
- (2軍)6試合0本12打点0盗塁 .059/.059/.059/.118
MVP級の活躍をした中村悠平が絶対的なポジションを確立しつつある中、ほぼ1年間1軍に帯同し、自己最多の54試合に出場。26安打を放つなどキャリアハイの成績を残した。しかしルーキーの内山壮真も2軍で結果を残しており、油断は出来ない。まずは2番手捕手への定着を図りたい。
6位~10位
6位(NEW)内山壮真(19)捕手
- (1軍)6試合0本0打点0盗塁 .000/.167/.000/.167
- (2軍)74試合8本25打点2盗塁 .231/.342/.391/.731
ルーキーながら2軍とはいえ74試合に出場、チーム2位タイの8本塁打、イースタンの優秀選手に選ばれるなど、将来の正捕手候補として存在感を示した。また捕手としての出場は無かったが、早くも1軍に昇格し6試合に出場したが、初安打は来年へ持ち越しとなった。古賀の成長もあり、1軍の壁は厚いが、来年は捕手として1軍出場を目指したい。
7位(前回圏外)長岡秀樹(20)内野手
- (1軍)6試合0本0打点0盗塁 .083/.083/.083/.167
- (2軍)82試合7本28打点1盗塁 .261/.290/.410/.699
2軍で、昨年の2本塁打から7本塁打、長打率も.295から.410へと、長打力を大きく上昇させたのに加え、秋のフェニックスリーグでも3本塁打を放ち、シーズンがフロックではないことを証明した。一方で1軍では9打数で0安打。CSもベンチ入りしたが出番はなかった。出塁率アップが今後のカギだろうか。
8位(前回圏外)武岡龍世(20)内野手
- (1軍)1試合0本0打点0盗塁 .250/.250/.250/.500
- (2軍)88試合2本35打点2盗塁 .263/.327/.365/.692
着実に打撃での成長を見せ、多くの指標で昨年を上回った。出塁率も2年連続で3割台と、確実性ではライバルの長岡を上回るか?数少ない1軍出場でも安打を放ち、ルーキーから2年連続で安打を記録。来年はショートのレギュラー争いに割って入れるか?
9位(前回4位)長谷川宙輝(23)投手
- (1軍)4試合1勝0敗0S 3.1回3奪三振 10.80/2.10/1.00
- (2軍)9試合1勝2敗1S 24.1回21奪三振 6.66/1.77/1.21
五十嵐亮太の背番号53を背負ったシーズンだったが、1軍でも4試合、2軍でも9試合で防御率6.66と低迷し、血行障害の手術もありシーズン途中に離脱。変わらず四球が多いがイニング数と同等の奪三振は魅力。チームに数少ない左の速球は投手として、完全復活を目指す。
10位(前回3位)木澤尚文(22)投手
- (1軍)Did Not Play
- (2軍)9試合2勝8敗0S 69.2回58奪三振 6.70/1.89/1.35
即戦力のドラフト1位ルーキーとして大きく期待されていたが、1軍登板は無し。2軍でも9試合でわずかに2勝。防御率も6.70と期待を裏切る形になった。被安打、与四球ともに多くWHIPも2.00近く、課題は多い。しかしハマった時の投球は目を見張るものがあるので、2軍でさらに実践を積み、一層激しくなった先発争いに食らいついて行きたい。
※こちらのランキングは筆者の趣味趣向が大きく反映されておりますので予めご了承下さい!
(皆さんで「この選手はもっと上だ」「あの選手が入っていない」など議論の的にでもしてもらえたら嬉しいです。)
データ参照「プロ野球データFreak」
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