東京ヤクルトスワローズ プロスペクトランキング(2023年度秋)

NPB プロスペクト 東京ヤクルト(2023年度)

2023年秋、シーズン後の東京ヤクルトスワローズプロスペクトランキングです。
尚、2023年度のドラフト選手は含めておりません。

ランキングの掲載の条件

  • 25歳以下(シーズン中に26歳になる選手は除く)
  • 野手は1軍の通算打席数が300打席以下
  • 投手は1軍の通算投球回が120回以下、または通算登板数が50試合以下
  • 上記に満たない場合でも、新人王投票に票が入った場合は除外する

スラッシュライン

  • 野手(打率/出塁率/長打率/OPS)
  • 投手(防御率/WHIP/K/BB)

1位~5位

1位(圏外)澤井廉(23)外野手

  • (1軍)16試合0本1打点0盗塁 .156/.270/.219/.489
  • (2軍)90試合18本56打点2盗塁 .262/.345/.498/.844

次世代の燕のスター候補。ルーキーイヤーは、2軍ながら18本塁打を放ち本塁打王を獲得。メジャー移籍が既定路線の村上の後継者に名乗りを上げた。1軍では僅か5安打0本塁打に終わり、初アーチは持ち越しとなった。守備に難があるものの、来シーズンはレフトのレギュラー候補。一気にブレイクしたい。

2位(圏外)北村恵吾(23)内野手

  • (1軍)12試合1本7打点0盗塁 .190/.174/.333/.507
  • (2軍)96試合10本46打点1盗塁 .234/.299/.378/.678

ドラフト5位と下位指名ながら2軍でリーグ4位の10本塁打。46打点もチーム2位。1軍では初安打を満塁本塁打で飾るド派手なデビュー。同期の澤井と共に今季のブレイク候補にあげられる。内野はオスナ、山田、村上、長岡とレギュラーはほぼ固定されているが、打撃で存在感を示し、先にブレイクした中大同期の阪神・森下に追いつきたい。

3位(前回6位)赤羽由紘(23)内野手

  • (1軍)29試合1本3打点0盗塁 .174/.231/.304/.535
  • (2軍)68試合7本28打点0盗塁 .186/.244/.322/.567

1軍で前年を上回る29試合に出場、プロ初本塁打も放ったが、レギュラー獲得には至らずあ、塩見も故障の中、チャンスはあったものの、生かすことは出来なかった。しかし長打力と走力を兼ね備え、守備でのユーティリティー性も備えており、来シーズンも出番は増えるはず。まずは1軍定着が目標になるか。

4位(前回9位)西村瑠伊斗(19)内野手

  • (1軍)1試合0本0打点0盗塁 .000/.000/.000/.000
  • (2軍)91試合4本22打点2盗塁 .183/.218/.273/.491

高校通算54本塁打のトッププロスペクトはファームで英才委教育を受け、91試合に出場。序盤は思うような結果は出なかったが、徐々にプロの投手に適応し4本塁打を記録。1軍最終戦では代打でデビューし三振。来シーズンはプロ初安打を目指したい。

5位(位)(前回4位)山下輝(23)投手

  • (1軍)DID NOT PLAY
  • (2軍)1試合0勝0敗0S 1回1奪三振 18.00 / 3.00/∞

昨シーズンに続く故障で1軍登板無し。2軍でも僅かに1イニングのみの登板となり、期待を裏切った。しかし昨シーズンの終盤、日本シリーズでその実力は実証済み。来シーズンこそはローテーションに定着し、ドラフト1位の実力を証明したい。

6位~10位

6位(前回7位)武岡龍世(22)内野手

  • (1軍)84試合1本8打点3盗塁 . 219/.254/.281/.536
  • (2軍)20試合1本5打点1盗塁 .216/.266/.297/.563

ファームを20試合で卒業し、キャリアハイを大きく上回る84試合に出場。水を開けられていた同期の長岡にも近づけた。しかしチームのキャプテン・山田哲人の不調時に、チャンスは得たものの、奪取するまでには至らず。引き続き、山田にコンディションへの不安があり、長岡も打撃では伸び悩んだので、打撃で存在感を示し、二遊間のレギュラー争いに食い込んでいきたい。

7位(前回5位)丸山和郁(24)外野手

  • (1軍)67試合0本7打点7盗塁 .206/.252/.258/.510
  • (2軍)8試合0本0打点0盗塁 .278/.350/.389/.739

昨年はプロ野球史上初の、ルーキーによるサヨナラ優勝決定タイムリーを放ち注目を集めたが、今シーズンの成績はほぼ横ばい。レギュラー獲得のチャンスを逸した。しかし、レフトのレギュラーは固定されず、塩見やサンタナのコンディションへの不安はぬぐえない。守備走塁では存在感を示しているので、打撃でアピールしていきたい。

8位(前回圏外)小森航大郎(20)内野手

  • (1軍)DID NOT PLAY
  • (2軍)49試合3本16打点8盗塁 .230/288/.405/.693

次世代の大砲候補。今シーズンは2軍で3本塁打に加え8盗塁と俊足もアピール。ポテンシャルの高さを見せた。メインのショートには2歳年上で22年のゴールデングラブ賞の長岡がいるが、まだ絶対的なレギュラーを掴むには至っていない。打撃でアピールし、山田や村上同様に高卒から日本を代表選手になれるか。

9位(前回圏外)坂本拓己(19)投手

  • (1軍)DID NOT PLAY
  • (2軍)8試合1勝0敗0S 15.1回10奪三振 1.76/1.30/1.43

チーム期待のルーキー左腕。僅か15.1イニングながら防御率は1.76。8試合の登板全てで自責点1以内。被安打も投球回以下に抑えた。フェニックスリーグでは先発で投げており、来季は2軍のローテーション候補か。MAXは149キロに達し、将来は高橋奎二のように侍ジャパン入りなるか。

10位(前回8位)金久保優斗(24)投手

  • (1軍)1試合0勝0敗0S 4回2奪三振 0.00/0.75/0.67
  • (2軍)17試合1勝4敗0S 48.2回29奪三振 5.18/1.64/1.07

今年こそはとローテーション入りが期待されたが、1軍で1試合のみの登板。2軍でも防御率5点台に僅か1勝と完全に足踏みした。K/BBの数値が大幅に下落しているのも気になるところ。しかし唯一の1軍登板では、4回被安打0、与四球3は出したものの0点に抑え、そのボールが1軍で通用する事を示した。ファンからも期待されている選手であり、来シーズンこそ健康でローテーションに定着し、二桁勝利を目指したい。

《卒業》

(前回1位)内山壮真(21)捕手

  • (1軍)94試合6本27打点3盗塁 .229/.290/.363/.653
  • (2軍)6試合1本1打点0盗塁 .176/.222/.412/.634

期待された3年目は、完全に1軍に定着した。打撃を生かすために外野にも挑戦した今季は、開幕戦にライトでスタメン出場。シーズン中も3試合連続本塁打を含む6本塁打。94試合出場もキャリアハイだった。捕手としてはWBC優勝を経験した中村悠平や、捕手として存在感を示した古賀もいるなど、激しい争いになり、来シーズンも外野を守りながら打席を与え経験を積む予定か。

(前回2位)濱田太貴(23)外野手

  • (1軍)103試合5本22打点4盗塁 .234/.290/.361/.652
  • (2軍)6試合1本2打点0盗塁 .188/.235/.375/.610

1番センターで開幕スタメン。本塁打5本と、その期待からは完全開花とはいかなかった。しかし103試合出場、17二塁打22打点などキャリアハイを続々と更新した。来シーズンはこそは、外野のレギュラーの座を完全に確保し、右の大砲として最低でも20本塁打を期待したい。


※こちらのランキングは筆者の趣味趣向が大きく反映されておりますので予めご了承下さい!
(皆さんで「この選手はもっと上だ」「あの選手が入っていない」など議論の的にでもしてもらえたら嬉しいです。)

データ参照「プロ野球データFreak

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